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話題のニュースから 変動ローンで絶対忘れてはいけない3つの数字 その3 「125%」【FP花園メルマガ】<2017年11月15日号>

2017/11/15  【メルマガ一覧へ戻る

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おはようございます、川井です。

 

 

変動金利の住宅ローンで絶対忘れてはならない
3つの数字(ルール)の  最終回です。

 

「忘れてはならない」

 

というより、変動ローンを組んでいる方でも、3つすべてを
知っている人はほとんどいません。

 


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話題のニュースから

 

変動ローンで絶対忘れてはいけない3つの数字 その3  「125%」

 

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なぜ、固定金利よりも変動金利の住宅ローンの方が金利が低いのか?

 

を考えるポイントとして、

 


・金利が変動するリスクを金融機関(銀行)が負う→固定金利の住宅ローン

 

・金利が変動するリスクを債務者が負う→変動金利の住宅ローン

 


と考え方をお伝えしました。

 

変動金利で借り入れしている人の方が、気にかけておかなくては
ならないこと(リスク)が多いのです。

 

変動金利のリスクを具体的に表した3つの数字があります。

 

1.6ヶ月

 

2.5年

 

3.125%

 

今回は、最後の3【125%】についてです。

 


前回までに、

 

1.金利は6ヶ月に一度変動する

 

2.返済額は5年に一度変動する

 

とお伝えしました。

 

変動金利でローンを借りていて、仮に途中で金利が上昇した場合、
5年に一度の返済額変更のタイミングまでの間、返済額に占める元金の
割合が小さくなり、利息の割合が大きくなります。

 

このままだと元金の減るペースが遅くなってしまうので、
5年に一度の返済額変更のタイミングで、元金の割合が
元にもとに戻るよう、返済額が増加します。

 

もしあなたが変動ローンを組んでいて、今まで月10万円の
返済だったものが、返済額変更により月15万円に
なったらどう思いますか?

 

家計の収支のバランスが崩れ、ローンの返済が滞ったり、
家計が苦しくなる可能性があります。

 

そのため、返済額の上限に関するルールがあります。

 


■返済額の上限は、借り入れ当初の【125%】まで

 

5年に一度変動する毎月の返済額は、

 

「契約当初の返済額の125%が上限」

 

というルールがあります。

 

つまり、先ほどの例の月10万円の返済額の方の場合、
どれだけ金利が上昇しても、上限は月12万5千円です。

 

金利の大幅な上昇により、返済額が2倍や3倍になることは
ないような仕組みになっています。

 

125%までであれば、上手く家計をやりくりすることで、
返済を続けることができそうですね。

 

しかし、125%を超えた部分の返済が免除されるわけではありません。

 

つまり、ローンの期間が満了になるときに、
完済できずに債務が残ることになります。

 

125%を超えた部分の残債は、ローンの最終回に
まとめて請求されます。

 

このときにまとまったお金を準備しておかなくては
ならないことを忘れてはいけません。

 

個人的には、変動金利の住宅ローンを組んでいる方には、
長期のお金をためる手段を銀行預金ではなく、国内の上場株式や、
日本株の投資信託にすることをお勧めしています。
(私もそうしています)

 

一般的に、金利の上昇と株価の上昇は連動します。

 

そのため、金利が上昇してローン返済額が上がる局面で、

株を持っている人は自分の資産も増える可能性が高いです。

 

この増えた資産をローンの返済に充てることができれば、
変動金利のローンと上手く付き合えると思います。

 


3回にわたって、変動金利の重要ルールである3つの数字をお伝えしました。

 

「変動金利はリスクが高いので悪いもの」ではありません。

 


ちなみに我が家の住宅ローンは、固定金利と変動金利、
2つに分けて借り入れしています。

 

変動金利の方は、金利が上昇したときに直ちに
全額返済できる額でしか借りていません。

 

大半が固定金利です。

 

リスクを理解して、ご自身の性格や家計にあった住宅購入計画を
立てることをお勧めします。

 

 

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