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セルフ給油所頭打ちの記事から自分たちに置き換えて考えてみる【FP花園メルマガ】<2017年12月20日号>

2017/12/20  【メルマガ一覧へ戻る

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おはようございます、宮本です。

 

私が担当する今年最後のメルマガ配信となります。

 

今年も1年間お付き合いいただきありがとうございました。

 

私は今年年男(酉年)だったのですが、
次の酉年を迎える時には還暦なのかと思うと
ぞっとしてしまいます。

 

その時には、我が家の子供たちが

 

現在、高校1年生である16歳は28歳に

 

中学1年生の13歳が25歳

 

へと時間軸ではなっていて、その頃には親としての役目も
一段落しているんだろう、と思うのですが
実際にはどうなっているでしょう。

 

今の自分の考えでは健康でいる限り働こうの思っているので、
60歳になった時も仕事はしている。していたいと思っています。

 

どんな仕事(内容)や役割をしているのか今からイメージして
それに近づける努力をしていかないと、

 

またあっと言う間に12年経過してしまった。

 

ということが無いようにしたいですね。



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セルフ給油所頭打ち

 

ガソリン需要減、出店余力乏しく



2017年12月14日(木) 日本経済新聞 マーケット商品欄

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まずは記事の紹介から。

 


顧客が自ら給油するセルフ式給油所の数が伸び悩んでいる。
石油情報センターが13日発表した出店状況によると
今年9月末時点で9911か所。
3月末に比べ0.6増にとどまった。

 

割安な価格が消費者から歓迎されて拡大してきたが、
ガソリン需要が減る中、新規出店余力が乏しくなっている。

 

セルフ式給油所は1998年の消防法改正で解禁され、
2,000年代前半に急増。
2,000年度の400か所からわずか4年で10倍に増えた。


フルサービスの給油所に比べ価格が1リットルあたり3円ほど
安い点が消費者を引きつけた。
前年度伸び率は16年度には1.3%増まで縮小していた。

 

全体の給油所に占める割合も16年3月に30%を超えてから伸び悩み、
今回調査では前期からほぼ横ばいの0.2ポイント増で31.5%となった。

 

石油元売りが直営店の展開を控えたのが一因だ。

 

ある元売り担当者は


「セルフ戦略でできることはやりきった。
出店余力のある元売りはいないはず」
と漏らす。

 

(中略)

 

土地賃貸の契約期限切れも、撤退のきっかけになっている。
契約期間は15年が多い。
セルフ式の出店が増えた2,000年代前半の契約が続々と
期限を迎えるなか、更新しない店舗もある。

 

16年度の撤退数は143か所と12年度に比べ1.5倍。

 

国内のガソリン需要は年3%ずつ減る見通しだ。

 

都内でフルサービス給油所を営む経営者は
「セルフ販売は瀬戸際だ」と話す。

 

逆風下で給油所が力を入れるのが、整備や洗車、

タイヤ販売といった「油外販売」と呼ばれる分野だ。

 

「市場規模が年間9兆円のガソリン販売に対し、
カーライフ市場は4倍の36兆円」
(元売り大手)。

 

全国石油協会(東京・千代田)のまとめでは15年度の
給油所の売上高に占める油外販売は平均8.9%に及ぶ。

 

ガソリンで稼げない分、他の分野で収益を上げるのは
合理的な選択肢だが、給油以外のサービスを
手厚くするには人手が要る。

 

人で不足で、簡単に従業員は集まらず、賃金は上昇傾向にある。

 

 

このあとも記事は続きます。

 



記事の中にもありましたが、

 

「国内のガソリン需要は年3%ずつ減る見通し」

 

ということがこの記事の重要のポイントです。

 


今の若い子は自分が乗る為の車を購入する人が

減っているばかりではなく、

 

運転するための自動車運転免許を取得する人が
減っているという事実があります。

 

地方は移動手段として必然的に必要でも、
都心は鉄道網やその他の移動手段も発展しているため、自らが
所有する自動車を必要としている人は少なくなっているのでしょう。

 

私が高校生の頃は卒業をしたら、まず運転免許を取得といった流れが
車を購入するかどうかは別にしても考えるまでもない当たり前の
ことだと思われていたと思います。特に男子の場合。

 

ちょっと古い資料になりますが、2013年の国土交通白書によると

 


1995年の20代の人口が14.8% ⇒ 2013年は10.1%

 

1995年の自動車販売台数は690万台 ⇒ 2014年514万台

 

と、どちらも減少傾向が続いています。

 

ちなみ余談ですが、この間に世の中の流れとしては、
携帯電話(iモード)が1999年から。
スマートフォン初代(iPhone)が2007年から。

 

発売されています。

 

今後の自動車ユーザーになる若者が少子化の影響で減りつつあるなか、
またその若者の自動車免許取得率も減って車を運転する機会も
当然減る訳ですからガソリンの消費量も減る訳です。

 

また技術革新も進み、ガソリンを節約するハイブリッドカーや
電気自動車などが台頭しつつあるなか、ガソリンスタンドを
事業として見た場合経営環境はより厳しさを増しています。


今から、数年後にはガソリンを入れる場所ではあっても、
ガソリンスタンドという名称ではなくなっている
かもしれませんね。

 

今回のセルフ給油所に限らず、

 

・国の施策(規制緩和)

 

・技術革新

 

・人口動態

 

によってその産業自体の存続が危うくなることもこれからも
どんどん出てくることが考えられます。

 

案外自分の業界でないと他人事のように感じてしまいますが、
自分だったら自分が身をおく業界だったらどうなるのかと
想像することができるようになると、この記事の価値も
もっと価値のあるものになるのではないかな、と思います。

 

以上です。

 

それでは良いお年をお迎えください。

 

 

 

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