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おはようございます、川井です。
今回は話題のニュースと絡めて、
ローンの話(注意喚起)をしたいと思います。
先月、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を
運営する会社が破綻しました。
実は2年ほど前、
ライフプランニングの相談を受けたお客様で
「かぼちゃの馬車で不動産投資を始めようと思っている。」
という20代の女性がいらっしゃいました。
今日はそのときの相談のことを思い出しながら、
ローンを組むときの注意点(特に不動産投資用のローン)を
お伝えしたいと思います。
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話題のニュースから
ローンは「借りれる額」ではなく「返せる額」で
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先月、女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営する
スマートデイズという会社が破綻しました。
シェアハウスを建設し、それを投資家(一般の会社員)に販売、
その後の物件の管理をする会社です。
かぼちゃの馬車のシェアハウス一棟の販売価格は1億円超です。
一般の会社員が現金購入できる額ではないため、
1億円超の不動産投資用のローンを組み、
一棟のシェアハウスのオーナーになります。
「会社員が1億円もお金を借りてどうやって返済するのか?」
と疑問に思った方は、このような事件の被害に遭う可能性は
まずないと思います。
答えは【家賃保証】です。
仮に、1億円借りた方の毎月のローン返済額が40万円だとします。
シェアハウスの家賃収入が40万円以上あれば問題なく返済できますが、
空室が多くなり家賃収入が減少するとオーナーさんは
返済に困ってしまいます。
そのため、シェアハウスを販売した会社が物件の空室状況に
かかわらず家賃を保証をするのです。
例えば、45万円の家賃保証がされていれば、毎月必ずオーナーさんに
家賃として45万円振り込まれるので、そこから40万円の
ローンを返済して5万円の黒字。
「何もしなくても毎月5万円入ってくるなら、
多額のローンを組んでもいいかな。」
という軽い気持ちで購入した方は非常に多かったようです。
ところが、
家賃保証をしてくれる会社の資金繰りが悪化し、今年1月から
オーナーさんに家賃が振り込まれなくなりました。
(家賃保証になっていないですね...)
こうなると、毎月40万円の返済は、オーナーさん個人の
負担になります。
そして今年4月にその会社が破綻してしまったのです。
ニュースでは破綻した「かぼちゃの馬車」の会社よりも、
オーナーさんに融資をした「スルガ銀行」が話題になっています。
「かぼちゃの馬車」を知らなくても、「スルガ銀行の不正融資」の
ニュースを知っている方は多いのではないでしょうか。
スルガ銀行の何が問題だったかというと、
「貸しすぎ」です。
実はこのニュースを知ったとき、とても心配に思ったことがありました。
2年ほど前にライフプランニングのご相談をお受けした20代の女性で、
「これからかぼちゃの馬車で不動産投資をしようと思っているんです。」
というお客様がいたからです。
20代半ばの看護師さんでした。
「自己資金なしで毎月7万確実に入ってくる不動産投資を
紹介してもらって、凄く良くてその場で申込したんです!
これからローンを組むところです。」
と仰っていたので、少しおかしい話だと思い
詳しく教えていただいたところ、
冒頭に紹介したとおりの内容で、1億円のローンを組んで
シェアハウスを一棟購入するというものでした。
話を聞いてそのお客様にお伝えしたことは、
「年収400万円で1億円のローンの審査が通るのはおかしいです。
まだローン契約をしていないなら、申込を今一度
再考してみてはいかがですか。」
とお伝えしました。
シェアハウスの購入をとても楽しみにされていたので、
こんなことを言って嫌われてしまったかもしれません。
その後このお客様からご連絡がなくなってしまい、
結局購入されたかどうかわかりません。
購入を思いとどまっていることを願うばかりです。
年収400万円の人が、不動産投資とはいえ毎月40万円の
ローン返済は非常に厳しいと思います。
今回のケースでは投資家に家賃保証を謳っていましたが、
ちょとした投資環境の悪化が、自分ではなくても誰かが
そのリスクを被るということを忘れてはいけません。
ニュースでは、普通に考えて返済できるはずのない額を
不正に融資していた銀行が問題になっていますが、
読者の皆さまには、
「普通に考えて返済できるはずのない額は借りない」
ということだけ覚えておいていただきたいです。
不正融資をした銀行も、家賃保証を打ち切りした不動産会社も
非常に悪質ですが、投資家(読者のみなさま)が
「おかしい」と気付けば、被害に遭わずに済みます。
ローンを借りるときは、
「借りれる額」ではなく、
「返せる額」で資金計画を立てることが大切です。
また、投資用の不動産に多い「家賃保証」ですが、
【家賃保証があるから安心】
という理由でローンを組むのもやめた方がよいです。
保証がなくても自己資金や収入で返済可能な範囲で借り入れするのが、
上手にローンと付き合うコツです。
繰り返しになりますが、
ローンを借りるときの資金計画は非常に重要です。
住宅購入や、マイカー購入、不動産投資などは、できれば
「何を買うか」の前に、「どのようにお金を準備するか」を
まず考えてみてください。
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