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□ GPIFが国内不動産への投資を始めます。
おはようございます、澤田です。
私たちが毎月納付している国民年金や厚生年金の
保険料を管理・運営しているのが
「年金積立金管理運用独立行政法人」
いわゆるGPIFと呼ばれている機関で、
世界有数の機関投資家・年金基金です。
直近の運用資産額は
162兆6,723億円(2017年12月末現在)あり、
2017年12月末現在の保有資産の構成割合は、
「国内債券:27.67%・国内株式:26.05%・
外国債券:14.13%・外国株式:25.08%・
短期資産:7.06%」となっています。
不動産投資はこの構成割合の中に含まれず、
「インフラ投資・未上場株式」などとともに
「オルタナティブ資産」に含まれ、
全体に占める割合は資産全体の
わずか0.01%となっています。
ちなみにオルタナティブ(代替)資産とは、
株式や債券のように昔からある資産(伝統的資産)に
投資するのではなく、「不動産・商品(コモディティ)・
ヘッジファンド・未公開株式」などに
投資をする資産となります。
オルタナティブ資産に投資することにより、
株式や債券だけに投資をするより投資対象が広がりますが、
そのほかに、
「投資の手法(オプション取引やスワップ取引)」
「投資をする国」も広がっていきます。
また、様々な手法で投資を行いますので、
株式・債券とは値動きが異なり、
より資産を分散して投資を行うことも可能となります。
投資の手法や資産が広がることで、その分利益を得る機会が
増えるというメリットがありますが、
流動性・換金性が低かったり、
売買をする際のコストも高かったり、
あるいは仕組みが複雑であったりします。
ごく簡単にご説明しましたが、
このようなオルタナティブ投資の一つである国内不動産に
投資を行うことをGPIFが決めたわけですが、どの時期に
どれくらいの額を投資するのかはまだわかっていません。
GPIFの基本ポートフォリオでは、年金積立金全体に占める
オルタナティブ資産の上限を5%としています。
162兆円の5%となると約8.1兆円ですので、
いきなりこの金額を投資するとは考えられませんが、
どのくらいの額が運用にまわることになったとしても
不動産市場にとってはかなりインパクトがあります。
運用は、複数の不動産ファンドにまとめて投資を行う
「ファンド・オブ・ファンズ(FOF)」方式で
行っていくということです。
保険料を払う人が減り、年金を受け取る人がますます
増えていくことにより、今後も年金財政はさらに
厳しい状況になるのは明らかです。
財政改善の方策の一つとして今回の不動産投資の
決定となったと思うのですが、今後明らかになる
運用額や投資先、その後の運用状況には
注目していきたいと思います。
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