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話題のニュースから 年金は何歳からもらうのが一番お得?【FP花園メルマガ】<2018年2月14日号>

2018/2/14  【メルマガ一覧へ戻る

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おはようございます、川井です。

 

 
公的年金の受取開始年齢を、70歳超まで先送りすることが
可能になるかもしれません。

 

2020年中に改正案の国会提出を目指すそうです。

 

老齢年金の受取開始は、原則65歳です。

 

ですが、年金の受取を先送りすることは、現在も可能です。

 

反対に前倒しすることもできます。

 

年金は何歳からもらうのがお得なのか?

 

についてを今日はお伝えします。

 


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話題のニュースから
 
年金は何歳からもらうのが一番お得?

 

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年金は65歳になるともらえる。

 

ただ、
私がもらう時はその年齢が68歳になっているかもしれないし、
70歳になっているかもしれない。

 

年金受給額も、今の高齢者より少ないはずだ。

 

マネーセミナーに参加される方や、ライフプランのご相談を
されるお客さまのほとんどが口にする言葉です。

 

少子高齢化が進む日本では、
年金について悲観的な意見がとても多いです。

 

私も同じです。

 

ところで、年金を受け取る年齢と、受け取る額は
個人で調整できることはご存知ですか?

 

何歳まで収入があるか?

 

老後を過ごすための貯蓄がどのくらいできそうか?

 

によって、受け取る年齢と受け取る額を調整すると、
年金をお得にもらうことができます。

 

まず、基本の年金のルールです。

 

老齢基礎年金は「終身年金」といって、死亡するまで
継続してもらうことができます。

 

冒頭にあった通り、受取の開始は原則65歳です。

 

金額は毎年変動し、物価を基準に年金額が決定します。

 

ちなみに平成29年度は、
年額779,300円(ひと月あたり約65,000円)です。

 

これは、20歳~60歳までの40年(480ヵ月)、
全期間保険料を納めた方が支給される満額の数字です。

 

老齢基礎年金は、性別や収入、職業に関係なく、
保険料を納めた期間によって年金額が決まります。

 

受取開始は、65歳を基準に前後5年ずつ、
つまり60歳~70歳の間で選択することが可能です。

 

65歳未満で受け取る場合を「繰上げ受給」、

 

65歳を超えてから受け取る場合を「繰下げ受給」

 

といいます。

 

繰上げ受給、繰下げ受給とも、1ヶ月単位で
受取開始の時期を選択できます。

 

この受取開始をいつにするかによって、
年金額が変わるのです。

 

繰上げ受給は、受取開始をひと月早めると0.5%年金額が
減額になり、年金は一生涯減額されます。

 

仮に60歳から繰り上げて受取開始すると、
5年(60ヵ月)早めることになります。

 

0.5%×60ヵ月=30%

 

つまり、65歳から満額受け取る人と比べて30%減額になります。

 

平成29年の年金額を当てはめると、
545,510円(ひと月あたり約45,000円)です。

 

ただでさえ少ないと言われている老齢基礎年金が、
さらに毎月約2万円減額になります。

 


反対に、繰下げ受給をすると毎月2万円増額になるのかというと、
答えは「NO」です。

 

繰下げ受給は、受取開始をひと月早めると0.7%年金額が
増額になり、年金は一生涯増額になります。

 

仮に70歳まで繰り下げて受取開始すると、
5年(60ヵ月)先送りすることになります。

 

0.7%×60ヵ月=42%

 

つまり、65歳から満額受け取る人と比べて42%増額になります。

 

平成29年の年金額を当てはめると、
1,106,606円(ひと月あたり約92,000円)です。

 

毎月約2万7,000円の増額で、繰上げ受給より繰下げ受給の方が
有利になるように設計されています。

 

繰り返しになりますが、老齢基礎年金は「終身年金」といって、
死亡するまで一生涯受取れます。

 

70歳までの老後生活費が準備できる方は、長生きリスクに備え
是非繰下げ受給を選択肢に入れてください。

 

特に、女性です。

 

「終身年金」である以上、平均寿命が男性より約6年長い女性は、
繰下げ受給をするメリットが特に大きくなります。

 

そして今、
繰下げ受給を70歳超にできる制度が現在検討されています。

 

仮に実現し、今と同じルールで年金を75歳まで繰下げて
受給できたとすると、84%増額になる計算です。

 

将来繰下げ受給を選択できるのは、

 


・65歳を過ぎても安定した収入のある人

 

・65歳の時点で向こう10~15年分の生活費が準備できている人

 


ではないでしょうか。

 

 

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