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話題のニュースから コロナウィルスで家計の資産はどうなった? その1【FP花園メルマガ】<2020年3月25日号>

2020/3/25  【メルマガ一覧へ戻る

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おはようございます、東京相談室の川井です。

 

新型コロナウィルスの世界的な流行で、
日本経済、世界経済ともに大きな影響を受けています。

 

資産は預貯金しかない。

 

借金もない。

 

という人は良くも悪くも、何も影響を受けません。

 

レジャー施設も休業しているところが多いですから、
自宅で過ごす時間を有効に使って、家計の資産の状況を
再確認してみてはどうでしょうか。

 

今回は、個人の家計で保有していることの多い
運用資産の現状を紹介します。

 


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【話題のニュースから】

 

 コロナウィルスで家計の資産はどうなった? その1

 

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「株価は過去最大の下げ幅」

 

「緊急利下げ」

 
「円高ドル安」

 


毎日のようにこのようなニュースを聞いていると、
資産運用をしている人にとっては、自分の資産が
どうなっているのか非常に気がかりですよね。

 

実際、最近連絡を取り合っているお客様たちの
反応も様々です。
(このような時に私のことを思い出して連絡頂けるのは、
とても嬉しいことです)

 


この状況を【恐怖】と捉える人もいれば、

 

【好機】と捉える人もいます。

 


この違いはその人の性格や価値観によるものも大きいですが、
もう一つ、

 


「どのような資産運用をしているか」

 


でも大きく変わります。

 


個人が保有している代表的な資産について、
今どのようなアクションを取るべきかまとめました。

 


今回は住宅ローンと貯蓄型の保険について。

 

次回はつみたてNISAやiDeCoを含む投資信託についてご紹介します。

 


資産運用をしている以上、相場の良いときもあれば、
今のように悪いときもあります。

 

長期で運用すれば、
今回のような下落はこの先も訪れることが予想されます。

 

日々のニュースに不安を募らせるのではなく、
悪い時にどのように対処すれば良いか知るところから始めましょう。

 

私は、
資産運用でお客様に大儲けしてほしいとは思っていません。
(これは相場の良い時も悪い時も変わらずお伝えしていることです)

 


資産運用で、損をしてほしくないと思っています。

 

より安全に、より確実にお金をふやしてほしいと思っています。

 

この考えに近い人は、
これからご紹介するアクションリストを参考にしてください。

 


■住宅ローン

 

国内の金利は変わらず過去最低水準です。
今の状況で、金利が急に上昇することは非常に考えにくいです。

 

金利を上げるとお金を借りにくい状況になり、
お金を使う機会が減って経済が停滞するためです。

 

現在、変動金利のローンを返済中の人の金利上昇リスクは
低いといえます。

 

新規で住宅ローンを検討している人も、数カ月以内に今よりも
金利が大幅に上昇することは考えにくいので、
急ぐ必要はありません。

 

慌てずに住宅の購入計画、資金計画を立てましょう。

 


■外貨建て生命保険

 

外貨建て生命保険といっても様々な種類があります。

 

ここでは加入者の多い【米ドル建】生命保険について紹介します。

 

その他の通貨については個別にご相談ください。

 

まず、米ドル建の生命保険や年金保険で積立をしている人です。

 

積立とは、

 

「月払」「半年払」「年払」を指します。

 

保険会社、保険商品によっては、
前納といって、将来の保険料を前払いできる制度があります。

 

円高傾向で、手元に余裕資金があれば数か月分、
数年分の前納の検討がおすすめです。

 

例えば、

 

1ドル=110円の時と比べ、
1ドル=105円の時に保険料を支払うと、約5%お得になります。

 

続いて、
積立ではなく一括で支払いを済ませている人です。

 

「一時払」や「全期前納」という支払い方を指します。

 

アメリカ(米ドル)は3月にゼロ金利を導入し、
政策金利が大幅に下落しました。

 

一時払の保険商品の中には、

 

「市場の金利が下がると解約返戻金が増える」

 

という特徴の商品があります。

 

自分はこのタイプの商品に加入しているのか。

 

その場合、解約すると日本円でいくら増えているか、
米ドル建てではいくら増えているか。

 

それぞれ確認することをおすすめします。

 

このタイプの商品でない場合は、
市場の金利変動に関わらず解約返戻金が安定していますので、
特に必要なアクションはありません。

 


■変額保険

 

変額保険とは、

 

見た目は【生命保険】、中身は【投資信託】の運用です。

 

預けた保険料は主に株式・債券などの投資信託で運用するので、
解約返戻金が相場に連動して変動します。

 

ただし、表向きは生命保険です。

 

どれだけ運用が好調でも不調でも、
保険証券に記載された「保険金額」は最低保証されています。

 

まず、
変額保険で積立をしている人です。

 

「解約返戻金が大幅に減ってしまった」

 

「解約返戻金が1年前と同額まで戻ってしまった」

 

と心配していると思います。

 

解約返戻金は相場に連動するので、
最近は下落しているはずです。

 

ですが、積立の人が絶対に減らないものあがります。

 

それは【口数】です。

 

積立で買い続けている以上、
保有している口数は確実に増え続けます。

 

解約返戻金が減っていても、口数は必ず増えています。

 

株価が下がっている今は、
投資信託を「安く大量購入している」状況です。

 

現状維持で、口数をふやすことに専念しましょう。

 

仮に将来下落前の水準まで戻ったら、
今回の下落のおかげで解約返戻金が増加します。

 

「下落した後に元に戻る」は、
積立投資で最も大きな利益を出す方法です。

 

変額保険の支払いを一括で済ませている人は、
これ以上口数を増やすことができません。

 

解約返戻金は減少していますが、
変額保険の強みは「死亡保障の額は減少しない」ことです。

 

今は何もせず保険として保有しておきましょう。

 

反対に、相場が回復すれば今までのように利益を引き出したり、
解約して利益を確定することもできます。

 


生命保険を使った代表的な資産運用は、
外貨建て保険と変額保険の2つです。

 


契約時期によっては、
さらに良い対処方法がある可能性もあります。

 

加入内容のおさらいにもなりますので、
一度現状を確認することをおすすめいたします。

 


■その他

 

新型コロナウィルスの影響による休業や休職で、
家計の収支が悪化した場合に活用できるものをご紹介します。

 

今回紹介した外貨建て保険、変額保険以外の生命保険も対象です。

 


1.契約者貸付

 

貯蓄型の生命保険の場合、
解約返戻金の一部を借りることができます。

 

今回の事態で、貸付金利をゼロにしている保険会社もあります。

 

短期的にお金が必要な場合は検討しましょう。

 


2.保険料の支払猶予

 

掛け捨て、貯蓄型を問わず、保険会社によっては
申請すれば保険料の払込の猶予が認めています。

 

保険料が免除になるのではなく、本来毎月払って
いるものを数か月後にまとめて払える制度です。

 

一時的に支払いが厳しいときに検討しましょう。

 

 

 

 
次回はつみたてNISA、iDeCoを含む投資信託を使った
資産運用の現状を紹介します。

 

 

 


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